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報告が遅くなりましたが、4月19日に第6回天体観測会を、8月18日に第7回天体観測会をオンラインで開催しました。第6回、第7回共に充実した天体観測会になりました。
記事の名前が強引なのは気のせいです。
第6回天体観測会
まずは第6回天体観測会から。ちなみに第6回天体観測会は参加者がとても少なく(人数は伏せておきます)、写真があまり集まらなかったので、写真もっとこないかな・・・と思って待っていたらこの記事の執筆開始がびっくりするほど遅くなってしまいました(結局写真は4枚しか集まりませんでした)。申し訳ございません。
さてこの天体観測会では、4月17日に大接近した月と火星を見る予定でした。ところが、実施日は4月19日。そう、天候不良のため2日延期することになってしまいました。ちなみに天体観測会が2日延期したのはこれが3回目です(第1、2回も2日延期しました)。
2日も延期したせいで残念ながら月と火星はあまり接近していませんでした。月の位置は日によってだいぶ変わるため、何日か延期しただけで位置関係がかなり変わってしまうんですよね…
月と火星の接近が見られなかったので、何を見ようか、となるのですが、僕(天体観測会担当)は春の大曲線・大三角を見るつもりでした。
しかし、実施日がたまたま月面Xが見られる日と被ったため、月面Xを見ることにしました。
観測会の時は春の星座ではなく、ずっと月面Xを見ていました。春の星座は暗い星が多いため、あまり見る気になれなかったのでしょう。
ちなみに、今回の観測会からは写真をGoogleフォトで集めるようにしたのですが(以前はSlackというTeamsみたいなアプリの返信欄で行っていた)そのせいか全然写真が集まりませんでした。そのため、報告できる事がこれくらいしかありません。すいません。
第7回天体観測会
続いて第7回天体観測会。この天体観測会では、8月中に衝を迎えた木星と土星を観察しました。
上のスライドにも書いてあるように衝というのは外惑星に正面から光が当たる状態のことです。この状態になった惑星は見やすくなります。
さて、木星と土星、と聞いて「あれ、どこかで聞いたことがあるな…」と思った人もいると思います。そう、実はこの2つの惑星は去年12月に実施した第4回天体観測会でも観察しました。その時は木星と土星は西の方の空で接近していてほぼ1つの星に見えました。
しかし今回の観測会までの間に木星と土星の位置は変化。そこそこ距離が離れてしまいました。
結果は下のスライドに書いてある通り。木星、土星は綺麗に見ることができました。
ということで、これから木星と土星が写っている写真を出しますのでどの星が木星でどの星が土星か当ててみてください。
また、結果のスライドにも書いてありましたが、夏の大三角やさそり座も見ることができました。
ということでこれから夏の星座が写っている写真を出しますのでどれがどれか当ててみてください。
さそり座は高度が低いので見られないかと思ったのですが普通に見ることができました。
夏の星座や木星・土星はまだ見ることができますので皆さんも是非見てください。
これで報告を終わります。参考資料は以下のものです。
- アストロナーツ『月刊星ナビ』(ここでは4月号、8月号を使用)2021
- 国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/(2021年10月22日閲覧)
- 藤井旭『藤井旭の天文年鑑-スターウォッチング完全ガイド 2021年版』誠文堂新光社 2020