2023国分寺巡検記

2023年6月10日に国分寺崖線巡検に行きました。 

筆者にとっては久しぶりの巡検です。その巡検の様子を簡単に紹介していきたいと思います。 

今回の巡検は主に小金井市周辺の東京の名湧水を回りました。 

当日は土曜日だったので、放課後地学部で集合しました。(筆者は飯を買ってくるのを忘れました。どうでもいい?) 

最寄りの新大久保駅から武蔵小金井駅へ向かいます。 

14時頃に武蔵小金井駅に到着。(列車の中で必死にプリントを読み込んでいる先輩が居たなぁ) 

ちなみに武蔵小金井駅は日本の標準時刻を示す、デジタル時計が有名です。(筆者は先生に教えてもらうまで知りませんでした) 

なぜかというと、日本の標準時刻を管理している情報通信研究機構(NICT)が小金井市に所在しているからです。(その時計は2015年に設置されたものらしいです) 

というわけで巡検スタートです。 

まずは武蔵小金井駅をでて、南に300m程進んだところにある「六地蔵のめぐみ黄金(こがね)の水」へ向かいました。 

「六地蔵のめぐみ黄金の水」とは、「六地蔵の井戸」から汲み上げられた湧水のことです。小金井市中央商店街協同組合が管理していた六地蔵の敷地に井戸を掘り、一般の人々への湧水の提供を開始しました。ちなみに「六地蔵のめぐみ黄金の水」という名は公募によって決まったものだそうです。 

https://www.chiikishigen.metro.tokyo.lg.jp/introduction/details/introduction_52.html 

テキスト

自動的に生成された説明

こういった水はどのようにできたのでしょうか。簡単に説明した図が下のものです。 

(筆者作成標高6mごと) 

(標高について オレンジ>黄>黄緑>水色>青) 

二つの画像のうち上の図にある崖線(がいせん)というのが、今回の巡検のテーマである、国分寺崖線です。 

崖線の下には多くの湧水が流れでます。(ちなみに湧水は崖から滲み出るものがほとんどです) 

上の地図を見ると、オレンジ色の標高が高い場所と、他の色の低い標高との境目で川が流れています。これは、地下水が湧水として流れ出てきたものです。 

周辺の標高と湧水の位置を確認する地学部員

その後は歩いて滄浪泉園(そうろうせんえん)に行きました。 

歩いている途中、急な坂を通ったのですが、その坂は名前があるらしく「なそい坂」というそうです。

滄浪泉園は元々、波多野 承五郎の別荘の庭園だったんですね。 

この庭園は武蔵野の地形の特徴である、はけ(15m~20mくらいの崖のことです)と湧水をうまく利用した庭園です。

森の中の道

中程度の精度で自動的に生成された説明

こんな感じで山の中を歩いている気分になれます。 

進んでいくと池を発見! 湧水を集めた池ですね〜 

東京の名湧水57選にも選ばれていました。(だからと言って飲めるわけではありません)

滄浪泉園に別れを告げた後、歩いて貫井神社に向かいます。 

崖線のすぐ下に位置していてすごい勢いで池に湧水が流れ込んでいました。鯉がたくさんいて餌をあげている人もいました。(ヒゴイ、ニシキゴイかな?)ちなみに筆者はお賽銭を奉納してました。

神社を出て、殿ヶ谷戸庭園へ行こうとしましたが時間が足りないということで今回は見送り。(ちなみに三菱財閥三代目総裁岩崎久弥の長男、岩崎彦弥太の別邸です) 

ということでお鷹の道へ向かいます。 

歩道に標識が立っている

低い精度で自動的に生成された説明

お鷹の道・真姿の池湧水群は昭和の名水百選に選定されています。ちなみに先ほど述べた東京の名湧水57選にも選ばれています。 

(湧水を汲む地学部員)

 

こんな感じでわきゃわきゃしながら巡検を行いました。

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