3学期近況報告-HP担当日記3号機

お久しぶりです。ホームページ担当です。

今回のホームページ担当日記は3学期の近況報告です。3学期を1月と2月で2分割するかしないか迷いましたが、3学期は報告内容が少ないので、3月にまとめて報告することになりました。まあ文化部が一番忙しいのは文化祭の時期ですからね。仕方ない。

では早速見ていきましょう。

今回試験的に報告内容をカテゴリー別で色分けしてみようと思います。

  • 研究(ピンク):地学部の研究について・研究作品の受賞
  • 活動(緑):全体活動などの地学部単体の活動
  • 外部(青):外部イベントへの参加

<研究>第20回高校生・高専生 科学技術チャレンジ(JSEC)で敢闘賞

高2下河邊君は高校生・高専生 科学技術チャレンジに参加、「数値モデルを用いた湧水を取り巻く地下水の実態把握 ~新宿区立おとめ山公園周辺地域を例として~」が敢闘賞を受賞しました。

JSEC受賞・入賞研究一覧はこちら

<活動>第2回合宿行き先プレゼン大会

全体活動関連です。今年の春休みに行く予定の合宿の行き先を(担当者が決めるのが面倒だったので)プレゼンで決めることになり、プレゼン大会を実施しました。

この形式で行き先を決めるのは2022年夏合宿(コロナで中止)以来2回目で、何人かの人がグループを作って自分が行きたい場所についてプレゼンし、その後プレゼンを見て、行きたい場所について投票、という流れでやりました。

しかし、プレゼンの出来によって投票結果が大幅に変わってしまう、という問題点が顕著に現れ、インフル・コロナが当時学校で流行していて欠席者が多かったことからこの大会の結果は無効に。結局上級生・顧問で決めた場所に行くことになりました。でも、プレゼンの練習にはなったと思います。

<活動>NICT(情報通信研究機構)の見学

中学入試期間中の自宅学習日に、部員4人で小金井市にあるNICT(情報通信研究機構)の展示室を見学しました。

NICTでは情報通信に関する様々な研究をしていて、地学に関係する内容ですと、宇宙天気予報や電波を用いた大気・地表面の観測、電磁波の研究、日本標準時の供給などを行なっています。他にもサイバーセキュリティやネットワークの研究を行なっています。

当日はNICTの概要のビデオを見た後、40分ほどスタッフさんによる説明を聞き、その後1時間じっくり見学しました。スタッフさんの説明のおかげでNICTの研究についてわかりやすく理解できました。

当日の写真をいくつか。地学以外の内容も入っていますが……

展示室を見学する地学部員。地学部員以外誰もいなかったのでのんびり見学できました。
話した内容をすぐに他言語に翻訳するアプリの体験。翻訳後の内容の日本語訳も見ることで訳に間違いがないかを確認できます。「格好いい」が「見応えがある」になっていますね……
映像に合わせて匂いを出す機械。かなり高い値段ですが、既に販売されているそう。
続いてはこちらの大きな地図。航空機から発するマイクロ波がどのように反射するか調べて、作った東京都の地図です。この技術を使うことで津波や噴火などの災害時に地、雲や噴煙があっても地形を調べられるそうです。
新宿区周辺はこんな感じ。海城はどこにあるでしょう? ちなみに東京ドームは屋根をマイクロ波が通り越してしまい、中の様子が見られるそうです。ということは海城のアリーナの中もこれで覗けるかもしれません。

地学部なので地学に関係することも紹介します。表面の画像をPCなどで操作できる立体地球儀、ダジック・アースです。ちなみに上の画像は太陽を投影しています。

企画展は台風災害で撤去された電波望遠鏡についての紹介でした。電波望遠鏡について様々なことを知ることができ、台風の恐ろしさも実感できました。

展示室自体はバーチャルでも見学できますので、NICTホームページをご覧ください。

NICTホームページ:https://www.nict.go.jp

NICT本部バーチャル展示室:https://www2.nict.go.jp/publicity/virtual-exhibition-room/entrance.html

<外部>「水未来会議2023 世代を超えて考える水問題の未来」に参加

地学部水文班の3名は2/4の日本水フォーラム主催のシンポジウム、「水未来会議2023 世代を超えて考える水問題の未来」に参加しました。参加した野中君の感想はこちらをご覧ください。

<外部>日本地学オリンピックに参加

地学部員の多くは2022年度の地学オリンピックに参加、そのうち4人が2次予選に、1人が本選に進出しました。多くの部員が前回よりも高い成績を残しました。

<活動>高3生を送る会

卒業式の前日に卒業する高3地学部員を祝う会を行いました。ちなみにこのホームページを作った2世代前の部長も卒業です。ありがとうございました。

高3部員入場
色紙の贈呈
高3部員が過去に撮影した写真のスライドショー

その他地学部が取材を受けた記事

『子供の科学』

KoKaNet《子供の科学 深掘り調査》:https://www.kodomonokagaku.com/kokademia-articles/54396/

青山君・河野君・顧問の山田先生の話などが掲載されています。

また、地学部の活動は子供の科学3月号でも取り上げられています。ぜひそちらも確認してください。

前回のクイズの答え

さて、前回のHP担当日記で出したクイズの答えあわせです。そもそもあのクイズを解いた人がいるのかわかりませんが、まずはクイズの内容から確認しましょう。

ママ下湧水公園の近くにある南養寺の正面の道を挟んで、右側と左側では高低差が生じています。どうしてこの高低差は生まれたのでしょうか。(写真は前回のHP担当日記をご覧ください)

答えは分かりましたか?

多摩川の近くなので河岸段丘かな、と思ってしまいますが、河岸段丘ならもう少し大きめの高低差になりそうです。ではどうして小さな高低差が生じたのでしょう。

正解は地質図を見るとわかります。

地質図Naviより

矢川駅の南、南養寺のあたりに太い線があるのがわかりますね?

広い範囲の地質図を見ると…

この線は瑞穂町のあたりまで続いています。

これはいわゆる立川断層です。立川断層について紹介しようと思いましたが、調べてみると立川断層の北側しか活断層として機能していない、など思った以上に様々な情報が出てきてしまったので、説明は省略します。興味のある方は調べてみてください。

ということで、南養寺前の高低差は断層によって生じたものでした。

後書き

今回はクイズは無しです。分量がかなり多くなってしまいますしね。

NICTの紹介で思ったより分量が多くなりました。すいません。

それではまた次回のHP担当日記で。

3/18 20:46 文章の修正

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